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ザ・メシュラン 再潜入

ザ・メシュラン 再潜入

2人が自腹でガチ取材した店に、改めて〈ソワニエプラス〉取材陣が潜入。
新店・注目店が盛り沢山のラインナップは2人の飽くなき食欲と探究心の賜物。
ラジオでは紹介しきれなかった情報も盛り沢山でご紹介します。

文/松鵜大輔・編集部 撮影/松鵜剛志・恵良範章


ザ・メシュランとは?
エフエム福岡のラジオ番組「BUTCH COUNTDOWN RADIO(毎週金曜13:30〜19:00)内の名物コーナー。人気の秘密は、パーソナリティのBUTCHと謎のアジア人が自ら発掘した飲食店に客として自腹で食べに行き、良かった店を番組で紹介する体当たり取材。ちなみにコーナー名は「飯・酒・乱」を掛け合わせた造語。自分たちが食べたいわがままメニューを飲食店に特別に作ってもらう「逆発注」企画も好評。7年前からはkaedeもコーナーに参加している。


焼鳥の可能性を広げるフレンチシェフの挑戦

SHIBU nishinakasu 焼鳥×フレンチ/西中洲

|11月16日放送|

西中洲に佇むビルの5階。入口に目立つ看板はないが、ドアノブをよく見ると店名が見つかるはず。この店は、“フレンチ×プーレ(鶏)”をコンセプトに掲げた、まさに“大人の隠れ家”だ。
メニューは8640円のコースのみで、25種類の塩から好みの5種を選ぶことから始まる。メイン食材には、朝びきの「はかた一番どり」を選び、コース全体にあらゆる部位を散りばめている。全30品で鶏1羽を丸々味わえる構成も面白い。また、旬の糸島野菜や九州各地の調味料など、使われている食材は、オーナーシェフの澁谷昌孝さんがこだわり選び抜いたものばかり。

一口サイズの“食べるスープ”「球体に閉じ込めた野菜のピュレ」。
ジョエル・ロブションの子息ルイ・ロブション氏がセレクトするペアリングメニューもお勧め。シャンパンや白、赤、ロゼ、限定日本酒も含まれる贅沢な内容。
コース後半で供される焼鳥の中から。写真右より「ねぎま」「皮」「ささみ」「手羽」。
「九州最後の一枚板」と言われる貴重な6mのイチョウが使われたカウンター。

SHIBU nishinakasu シブ 西中洲
住所:福岡市中央区西中洲5-17 AER西中洲5F-B
TEL:092-715-1570
営業時間:17:00~最終入店21:00(予約制)
定休日:日曜
席数:12席(個室1室)
クレジットカード:可
コース8640円、ワインペアリング5400円・8640円※サービス料別途10%


手が込んだ酒肴と希少酒を気取らずにいただける幸せ

博多酒場 ソルリバ 居酒屋/渡辺通

|11月30日放送|

昨年9月、三角市場内にオープンした日本酒酒場。「低温調理した和牛ハツのタタキ」「ズワイガニと松茸卵とじ」「自家製合鴨生ハム 季節のフルーツ添え」など一皿一皿に、和食の板前としても洋食のシェフとしても腕を磨いた店主・塩川龍也さんの腕が冴え渡っている。なかでも力を注いでいるのは「おでん」。鰹節、鯖節、うるめ、アゴで引いた出汁にタネから沁み出た旨みも加わって、深い味わいがしみじみと五臓六腑に染み渡る。ナスや牡蠣といった季節替わりの食材も人気。〆は、おでん出汁で作る「汁かけメシ」や「カレーうどん」で、優しく胃袋を温めたい。

店の奥の棚には、福岡・佐賀・山口をはじめ、全国の限定酒やレア酒など約50銘柄が揃う。
リンゴやイチジクのドライフルーツなど季節のフルーツを添えた「自家製合鴨生ハム」(550円)。
玉子、トマト、天ぷらなどおまかせタネが約10品。「おでん盛り合わせ 2~3人前」(1200円)。広島産カキと生ワカメ」「糸島産 雷山豚ソーセージ」「鴨ロースと焼きネギ」など季節のおすすめおでんもあり。

博多酒場 ソルリバ
住所:福岡市中央区渡辺通2-3-32 三角市場内
TEL:090-1367-6031
営業時間:17:30~OS翌1:00
定休日:日曜
席数:10席 喫煙可
クレジットカード:不可
おでん150円~、日本酒400円~、おでん出汁卵焼き550円




続きは本誌で

ソワニエ+ vol.54 2019年3・4月号より