Latest issueソワニエ最新号

バックナンバー

2026年
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年

九州のスター生産者 vol.47 桂川町 野上伸太郎さん/ノガミファーム

九州のスター生産者vol.47

桂川町
野上伸太郎さん/ノガミファーム
取材・文/淺原麻希 撮影/笠井鉄正、武井メグミ

野菜、ハーブ、エディブルフラワー

日本では手に入りづらい西洋野菜や珍しいハーブを手がける『ノガミファーム』は、多くの料理人が厚い信頼を寄せる農園だ。

興味から始まった少量多品目栽培。〝他と違う〟が選ばれる理由に

『ノガミファーム』の畑があるのは、桂川町と飯塚市にまたがる弥山岳の麓。鳥のさえずりが心地よいこの地で、野上伸太郎さんと妻・奈津枝さんは、合わせて10haの田畑で無農薬の野菜やハーブ、エディブルフラワー、そして減農薬米の栽培に日々勤しんでいる。
14年前、伸太郎さんは奈津枝さんの父が営む農園を手伝う形でこの道へ。当時は米とブロッコリーのみの栽培だったが、友人からの「ハーブを作ってみたら」という一言をきっかけに独自の道を切り拓く。「ハーブについて調べ始めたら世界が一気に広がって。周りの人が作っていないものにこそ価値があると気付きました」。西洋野菜やエディブルフラワーと種類は増え、今では野菜だけで100品目を育てるまでになった。さらに籾殻やおが屑などを分解させた植物性肥料にもこだわり、自身の農業を今なお追い求めている。
現在、出荷の9割以上が受注配送で、その多くが福岡を中心とした飲食店。選ばれる理由は、欲しい食材が揃うだけではない。伸太郎さんの探究心旺盛な人柄もさることながら、ここで育つ食材には料理人の感性を揺さぶる大地の力が宿っているのだ。

誌面をちょい見せ

続きは本誌で

ソワニエ+ vol.96 2026年春号より