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九州のスター生産者 vol.22 糸島 特鮮本鰆

九州のスター生産者

vol.22

糸島 特鮮本鰆

四季を通じて新鮮な地魚が揚がる糸島。
なかでも秋から春へ向けて脂がのり、より美味しさを増すのが鰆だ。
漁師の手腕が旨さを左右するその神髄を覗いてみたい。

吉村弘幸さん/サワラ漁師

1.明日香丸は長年の相棒。「糸島で鰆を獲る漁師は200人くらいいますが、適切な処理を統一するのが課題。美味しい鰆をもっとブランド化したい」と意気込む。ちなみに吉村さんの“漁師めし”は、鰆と醤油をご飯にのせて炊き込む「鰆ごはん」だそう。
2.漁は夜明けから日没までで、姫島の沖あたりまで船を出す。
3.サンマなどをエサにして釣り竿をひく。
4.5. 糸島が誇るブランド魚・特鮮本鰆。産卵期が春先のため、秋から3月くらいまでが最も脂がのる。
父の背中を見て覚えた漁のすべて

潮風や魚の匂いは、吉村弘幸さんにとっては空気のような存在。父も漁師だったことから、小さな頃の遊び場はもちろん海だった。「一緒に釣りをするのが楽しくて、よく2人で船に乗っていました。漁を教えてもらったことはありませんが、技術は見て盗みましたね」。年中地魚に恵まれる糸島だが、特にこの時季に旬を迎えるのが鰆。漁師の中でも“ 鰆といえば明日香丸” と太鼓判を押されるほどの腕をもつのが、この道40年になる吉村さんだ。




続きは本誌で

ソワニエ+ vol.71 2022年1・2月号より