vol.20
より美味しいりんごを、より多くの人に味わってほしい。
秋風が吹くと子どもからお年寄りまでたくさんの笑顔が咲き誇る、山あいの観光農園。
空に向かって細長く伸びる木に揺れるりんご。取材時は緑色の果実が多かったが、ほんのり赤く色づいたものもあり、クリスマスツリーのオーナメントのようだ。
福岡県嘉麻市に広がる『三翠園』。辺り一帯は明治時代から梨が育てられていた歴史をもち、50年ほど前「観光の目玉になる果物を」と着手したのがりんご栽培だった。「昼は暑くて夜に気温が下がる気候が名産地の長野県に似ていたことも、栽培を始めた理由と聞いています」とは、昨年父から譲り受けた園を営む赤地正志さんだ。
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