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エフエム福岡のパーソナリティが「ほんとに教えたくない」お気に入りの店

エフエム福岡のパーソナリティが「ほんとに教えたくない」お気に入りの店

パーソナリティという公の場を離れて、仕事の後に1人、あるいは友人らとくつろぐとっておきの隠れ家を教えてもらいました。

町田隼人さん

角打 高取酒匠

住所:福岡市早良区高取1-28-6 TEL:092-833-8010 営業時間:17:00~OS24:30(金・土曜はOS翌1:30) 定休日:水曜 席数:20席 メニュー:おでん各種100円、ポテトサラダ200円、自家製くんせい3点盛り580円

どこまでも楽しく酔える、破格のドリンクバー
町田隼人さんと角打 高取酒匠

「ここは1500円もあれば、たらふく飲める最高の店なんですよ」。もう5年間も通い詰めているという町田さんは、そんなふうに『高取酒匠』への賛辞を惜しまない。藤崎商店街そばの住宅地で、連日大勢の客を集める破格な角打ちスタイルの酒場である。
破格とは、わずか780円の「ドリンクバー(1時間/要1フードオーダー)」のこと。なにしろ有名銘柄を含む日本酒、焼酎、ワイン、梅酒、ソフトドリンクが飲み放題という度肝を抜く内容なのだ。「500円で1時間延長も可能。スタッフ手作りの料理も豊富でリーズナブルだし、あちこちから店側の凄い企業努力を感じます」。
楽しみはこれにとどまらない。道向かいには系列の日本酒バー「高取酒匠 離れ」があるし、5分ほど歩けばワイン角打ち「藤崎酒匠」に着く。「気分次第でふらりとハシゴできるから、都心で飲む必要がないですね」。左党たちのための、魅惑のトライアングルがここにある。

1.「カルボナーラ風焼きそば」(480円)。市販されていない、モチモチ感抜群の焼きそば麺を使用。/2.カラッと揚がった「ごぼうの唐揚げ」(280円)は町田さんのお気に入り。自家製タルタルソース付き。/3. 通年出されている手作りおでんの1品を生かした、旨味たっぷりの「おでん大根の唐揚げ」(280円)。


香月千鶴さん

ちんぷんかんぷん 高宮店

住所:福岡市南区大楠3-21-12 TEL:092-406-9387 営業時間:18:00~OS翌2:00 定休日:不定 席数:60席 メニュー:串焼97円~、串焼(巻もの)216円~、今日のアヒージョ810円、肉キムチャーハン702円

思わぬギャップに萌える高宮駅裏の“忍者屋敷”
香月千鶴さんとちんぷんかんぷん 高宮店

西鉄高宮駅の真裏に、こんな焼鳥屋が潜んでいたとはまさに盲点。長いことその周りを歩いていたのに、香月さんは『ちんぷんかんぷん』の存在に全然気づかなかった。「なにしろ看板もない古い一軒家。時々グループが入っていくのを見ても、ホームパーティかなって」。
しかし偶然知人から店のことを教わり、ついに扉を開ける日が。「その扉がまた忍者屋敷みたいな回転扉でびっくり。こんな仕掛けが好きなので、一瞬で一目惚れしちゃいました(笑)」。しかもどんなメニューを頼んでもしっかり美味しい。バラエティに富み、かつボリューミーな料理の食材はどれも国産。朝引き鶏を使った炭火焼鳥は特に絶品で、香月さんは鮮度極上の「炙りハツ」(97円)や、「ぷよぷよ巻」(216円)などのユニークな創作巻物にご執心だとか。「佇まいといい料理の質といい、これほどギャップ萌えな店はありません。今度は私が友達を連れてきて、みんなを驚かせる番です」。

1.左上から時計回りに「しそ巻」(216円)、「イタリア巻」(237円)、「明太子巻」(216円)、「炙りレバー」「炙りハツ」(各97円)、「塩バラ」(129円)。/2.「オリジナルチキン南蛮」(648円)。ごろりとした鶏肉と自家製タルタルをたっぷり盛った人気の一品。


しのはら けんじさん

悟牛

住所:福岡市博多区美野島1-17-16 TEL:092-292-5941 営業時間:18:00~OS23:00 定休日:日祝日 席数:32席 メニュー:ロース1490円、上カルビ1058円、スペシャル定食2376円、A定食2041円、石焼ビビンバ864円

上質な肉が満載の食べ放題にノックアウト
しのはら けんじさんと悟牛

美野島の町をこよなく愛するしのはらさんが、そこに住んではや5年。最近別エリアに引越を考えたが、やっぱり留まることにした。決心の理由の1つに、〈みのしま商店街〉の焼肉屋『悟牛』との出会いがある。
初訪問は今年1月。3000円食べ放題の看板が出ていたが、正直、値段を見て品質にはあまり期待していなかった。「ところがどれを食べても最高にうまい。超大当たりでした」。しのはらさんを感涙させた「食べ放題コース(大人3240円)は単品と同じA4かA5の肉を使用。肉8種、海鮮3種、ホルモン8種、野菜6種、ごはん類5種、キムチやナムルなど9種、デザート3種、さらにソフトドリンクまで付く豪華版だ。「財布に優しいから、特別な日じゃなくても通いやすい。『悟牛』は僕にとって、焼肉屋への間口を広げてくれた店でもあります」。定食があるので“おひとりさま”にも心強い。しのはらさんと『悟牛』の蜜月関係は、まだまだ長く続きそうだ。

1.「食べ放題コース」は2時間。最初にこのプレート(カルビ、鶏、豚トロ、タン塩など。写真は2人前)を完食後、好みの食材が頼める。/2.食べ放題で出される、自家製タレをまぶした「冷麺」。ポーションは単品(864円)の場合と同じだ。

ソワニエ vol.44 2017年7・8月号より