ここ2〜3年、新店ラッシュが続く福岡のパティスリー。魅力的なスイーツが一気に増えました。そこで、それぞれのお店から“定番”と“イチオシ”をピックアップ。食べておきたい、食べてみたいスイーツを一挙にご紹介します。
取材・文/羽根則子 撮影/平川雄一朗
桜坂
桜坂の閑静な住宅街に登場して早2年。すでに固定客も多いこの店では、フランス菓子の軸を固守しつつ、オリジナリティを加えたケーキがズラリと並ぶ。大事にしているのは、旬の果物やハーブの香りや風味。できる限りフレッシュなものを使い、生地やクリームとのバランスを考慮しながら、ケーキに最大限のみずみずしさを与えている。
藤崎
パティスリーというと生ケーキ、焼き菓子のラインナップを思いがちだが、焼き菓子もケーキやビスケットだけでなく、クロワッサンやショソン・ド・ポムといったパンに近いもの、さらにはパート・ド・フリュイやヌガー、キャラメルなどコンフィズリーまで幅広く揃える。夏場にはアイスクリームも登場し、ますます選ぶ楽しさが広がる。
長住
スタイリッシュな店内に並ぶのは、インテリアに負けるとも劣らないデザイン性の高いスイーツの数々。お菓子にはしっかりした甘さが必要と豊潤な甘さを前面に出しながらも、その中に繊細さを表現。とりわけチョコレート使いを得意とし、甘さだけでなく苦味とコクを、生地にクリームに飾りに使い、多彩な表情を見せる。
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