ふらり日帰り旅のススメ
大人のおいしい旅7
有明海沿岸
大牟田市・みやま市・荒尾市・南関町
『清水寺』(P67)の参道に立つ県指定文化財の「山門」は、延享2(1745)年に当時の建築技術の粋を集めて建立されたという。階上には文殊菩薩、釈迦如来、四天王などが祀られている。
福岡と熊本の県境である有明海沿岸付近。ふらりと立ち寄ってみると、山間や田畑の中に実は面白い店がたくさん。素通りなんてもったいない、夏旅にぴったりのスポットに溢れている。
涼やかな風が吹き抜ける山手では、古民家カフェや十割蕎麦を手がける店が癒やしてくれる。「南関あげ」「南関そうめん」など、町名を冠した名産品も忘れずに購入したい。また、「三池炭鉱」関連の世界文化遺産のほか、国の名勝に指定されている「清水寺本坊庭園」、希少な国産花火の製造所、7月に開催される大牟田市の夏祭り・おおむた「大蛇山」まつりと、見どころも満載だ。
風土を感じる旅先でのランチ
神社の参道沿いで営む地域で愛される蕎麦屋や、オリーブ農園に併設された緑溢れるレストランへ。
- 生粉打ちそば処 良久良久
- 大津山阿蘇神社の参道沿い。厳かな空気に包まれたこの地で、奥村美友さんが祖父母の店を継ぎ7年になる。提供するのは、祖父直伝の十割蕎麦に、地元食材で作る祖母譲りのおばんざいなどが付くコース料理。「大切な人とゆっくり寛いでほしい」との思いから、1日5組限定で営業している。
住所:熊本県玉名郡南関町関東966
TEL:0968-79-7503(完全予約制)
営業時間:12:00~15:00
定休日:日~火曜、ほか不定あり(Instagram「@rkrk_osoba」で確認)
席数:20席(個室5室)
クレジットカード:不可
QRコード決済:不可
喫煙:禁煙
駐車場:8台
おおつやまコース3000円、らくらくコース2400円、まごころコース1900円
「らくらくコース」の一例。風味豊かな田舎風の蕎麦は、まずは何もつけずに堪能したい。蕎麦の産地は時季で変動。
掘りごたつと椅子席の個室のみで、子連れも歓迎。
奥村さんに習う蕎麦打ち体験も好評。
涼を求めて緑あふれるみやまへ
夏の思い出づくりに、草木の緑が美しい涼やかな風が吹き抜けるみやま市でプチトリップ。
- 筒井時正玩具花火製造所
- 1929年創業、国産の線香花火を手がける希少な一軒。「気軽に花火に親しんでほしい」と開設した工場横のショップ・ギャラリーでは、手持ち花火を1本ずつ吟味して購入することができる。また、金曜限定で販売する花火職人が作る「食パン」(550円~)のファンも多い。
住所:みやま市高田町竹飯1950-1
TEL:0944-67-0764
営業時間:13:00~17:00(7・8月は11:00~)
定休日:水曜、土日祝日(7・8月は水曜のみ)※食パンは金曜のみ販売(夏季休業の場合あり)
クレジットカード:可
QRコード決済:可
駐車場:10台
ショップ・ギャラリー内には、線香花火を試せる専用ブースを設置。手持ち花火は1本16円~。事前予約で線香花火を製作するワークショップなども開催する。
八女産の和紙や自家栽培の藁などを使った線香花火(1箱・1100円~)は、関西風、関東風などさまざまな種類がある。「吹き上げる 鯨花火」(770円)は、夏の手みやげにもぴったりだ。
続きはソワニエVol97にてご覧ください