大人のおいしい旅

ふらり日帰り旅のススメ 大人のおいしい旅3

福岡県うきは市

『日月窯』2階のカフェ。木々の向こうに見える町並みを眺めながら、自家栽培の野菜や地元産の果物など、身体思いの食材で作るお菓子や軽食がいただける。

耳納連山と筑後川に抱かれたうきは市。四季折々の野菜やフルーツが人気を集めるほか、鳥居が連なる「浮羽稲荷神社」に、吉井の白壁の町並みといった見どころも満載で、日帰り旅スポットの定番として県民に親しまれている。
そんなうきは市は今、次々と開業する新店も人気だ。移住者夫婦が営む古民家活用店に元公民館のパン屋、うきはの名水を使ったクラフトビールを提供する一軒など、裏通りや住宅街の一角で多彩な店が個性を放っている。そして、あの「道の駅 うきは」も5月にリニューアルを遂げたばかりだ。うきはの名店と併せて、新店巡りもお楽しみあれ。

うきはの恵みを堪能

大人を魅了する、個性が光る新店2選。

まちの食卓 Le’Ala(ルアーラ)
昨年11月にオープンした、ジビエ処理加工施設「ウキナナ」直営のイタリア料理店。昼は地元産の野菜や果物をたっぷり使ったサラダや、メインとパスタを一皿で楽しめるランチが好評。また、シカやイノシシなどのジビエ料理や自家製ベーコンをアラカルトで味わえる、ディナータイムもおすすめだ。一人でも気軽に立ち寄りやすい、カジュアルな雰囲気も魅力。
住所:うきは市吉井町1041 TEL:0943-73-7686 営業時間:11:00~OS14:00/17:30~21:00 定休日:火・水曜 席数:26席 クレジットカード:可 QRコード決済:一部可 喫煙:禁煙 駐車場:30台(共用) 季節のランチコース3080円、季節のうきはの食材を楽しむシェアコース3300円・4950円、ジビエ炭火串焼き各330円、自家製スモークベーコンのシーザーサラダ1078円
「ランチセット」(1980円)の一例。左がサラダ。右がパスタ&メインの「日田産アユのコンフィ」と「キュウリと大葉とミョウガのオイルパスタ」。パスタ&メインは組み合わせが異なる3種類から選択する。ほかに、アミューズ、スープ、窯焼きパンが付く。
夜のアラカルトメニューから「うきは産 鹿ロース肉のロースト」(1980円)。日によってはジビエの希少部位も入荷する。
木々の緑に白壁が映える建物。
明るい店内。
「秋はイノシシ肉が美味しいですよ」と料理長の小林雄飛さん。

新スポットが続々登場

紹介した新店情報はほんの一部。
道の駅をはじめ、人気店の新展開にも注目したい。

ZelkovaCoffee(ゼルコバ コーヒー)えき
昨年3月、JR筑後吉井駅内に人気珈琲店「Zelkova Coffee」が2号店を開業。店主の田中隆宣さんは「品質と焙煎に欠点が少ない豆は、いくつかの要点を押さえるだけで美味しく抽出できます」と、新店ではコーヒーマシンでの抽出にも挑戦している。
駅員の休憩所を改装した店内。 住所:うきは市吉井町199(JR筑後吉井駅内) TEL:0943-76-9188 営業時間:10:00~OS17:00/18:00~OS21:00(夜は金・土曜のみ) 定休日:木曜、日〜水曜の夜 席数:16席 クレジットカード:可 QRコード決済:一部可 喫煙:禁煙 駐車場:12台 ハンドブリューコーヒー1100円、となりのBlend(豆250g)1594円、コロンビアファンマルティン農園ハラー(豆100g)1404円
マシン抽出の「テイクケアコーヒー」(380円~)。ダックワーズ付きは590円。
スペシャルな豆はハンドドリップで提供。