2011年11月20日発売号 Vol.10
心からもてなしの気持ちを感じる酒と料理との出会い。そこは、生涯付き合える貴重な店になるでしょう。そんな1軒を探しに出掛けませんか。
一生茶屋 田舎
日々変化するメニューを通い詰めて制覇したい

左から「〆鯖焼き霜造り」(800円)と「北海蛸の炭焼き」(1200円)。鯖の香ばしさと蛸のコリコリとした食感が麦焼酎の香りにぴったり。
山小屋のような木製のドアが目印の店。ドアを開けると、最初に目に飛び込んでくるのはカウンターに並べられた惣菜の数々。「日替わりで7〜8種類は作る」とのことだが、内容に関しては季節はもちろん、日々の仕入れによって変わるので、「その日までわからないことが多い」そう。これは惣菜に限らず、すべてのメニューに当てはまる。だから、何度通っても新しい素材や味に出合え、客としてはなんともうれしい店になっている。メニューにないものもリクエストに応じるという店主の懐の深さがあるのだから、足繁く通わない理由がない。

1階はカウンター、2階は座敷とも全体にウッディーな雰囲気。
鮑の唐揚げ1600円、胡瓜のビール漬け450円
博多もつ鍋 浜や
鮮度抜群のプリプリもつをしみじみ味わう

手前から「もつ鍋白みそ」(1人前980円、写真は2人前)と「もつ焼き」(580円)。どちらも鮮度抜群のモツがしみじみうまい。

テーブル席に加え、一人鍋を楽しめるカウンターも。場所柄サラリーマンが多いが、女性も来やすい。
モツの卸もとが手がけるもつ鍋店だけあって、主役のモツは、とことん鮮度にこだわっている。そのため客の目の前に供されるまでにかかる時間は最短。食べている途中で煮詰まってしまいがちな鍋も、スープの蒸発具合まで緻密に計算しているという。だから、最後のひと口までしみじみうまい。さらに脇をかためるニラやモヤシなどの野菜もゴマも、すべて国産。これも安全やうまさを追究する社長のこだわりだ。ぷりぷりのモツも野菜も、五臓六腑にしみわたる。もつ鍋と麦焼酎との最強コンビで、心も体も温まりたい。
コリコリ皮酢380円、手作り豆腐380円
博多うまか処 一京
2代目店主の新たな挑戦が客を心地よく酔わせる

手前から「玄海刺身の盛り合わせ」(1人前1700円~)(写真は2人前)と「一京揚げシューマイ」(500円)。シューマイは白身魚のすり身を使った名物。

座敷は仲間同士でくつろぎたい客に人気があり、カウンターは一人呑み&一人食べに人気。上手に使い分けて通いたい。
中洲で40年以上愛されている店を切り盛りするのは、2代目店主。長く通う常連客も多い中、プレッシャーを感じない訳ではないというが、一方で「いろいろ挑戦したい!」とも。先代が得意としていた魚料理に加え、新鮮な野菜や肉を取り入れた新メニューも続々と登場させている。とくに野菜料理は農家から直接仕入れたり、おいしさを求めて海外からも取り寄せたりするなど、店主の心意気が随所に見られる逸品ぞろい。そのこだわりは「メニューには書ききれない」というから、「焼酎にぴったりのメニューをおまかせで」と一任するのもいい。
和風もつ鍋(1人前)1300円(2人前よりオーダー可)、
コース4200円〜
寿司一番
大将と女将さんの人柄に今宵も人が集う店

にぎり、刺身、小鉢に焼酎がついた「にぎりコース」(3700円~)はかなりお得。写真は「にぎりコース(上)4300円」。
創業昭和45年の老舗だが、決して敷居は高くない。「気取らずに寿司を楽しんで」という大将の優しさが随所に感じられ、長居をする常連客が多いのもうなずける。また接客を担当する女将さんも、居心地のよい空間づくりに一役かっており、まさに二人三脚の名店だ。これからの季節、魚はどれも脂がのって味がよくなるが、女将さんおすすめは鯖と細魚。鯖は炙るか軽くしめるかして、細魚は塩とレモンでいただく。どちらもやさしい口当たりの麦焼酎がぴったり。次々と変化する旬の味わいを逃さないためにも、気軽に大将に尋ねることをお勧めしたい。

カウンターに座る客と大将との会話が弾み、さらに客同士が既知の友人のように会話するのも、この店ならではの光景だ。
くるみ入りいなり800円、
ガリ鯖巻840円
●商品に関するお問い合せは
三和酒類株式会社 0978-32-3737
http://www.iichiko.co.jp/
・ お酒は20歳を過ぎてから
・ お酒はおいしく適量を
・ 妊娠中・授乳期の飲酒には気をつけましょう








